2016年9月24日土曜日

第7回 映画評論 奇人たちの晩餐会 USA 8点

奇人たちの晩餐会 USA (Dinner For Schmucks)
ジェイ・ローチ
8点/10点

あらすじ:
フランシス・ベベール監督の仏映画「奇人たちの晩餐会」(98)を、スティーブ・カレル&ポール・ラッド主演でハリウッドリメイクしたコメディ。会社で出世コースを歩むティム(ラッド)はボスが毎月開催する風変わりな晩餐会に出席することになる。その晩餐会とは、出席者それぞれが奇人変人をひとりずつ連れてきて、その可笑しさを競い合うという悪趣味なものだった。ティムは誰を連れて行くか迷っていたところ、たまたま車で轢いてしまった中年男性バリー(カレル)を連れて行くことにするが……。監督は「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズのジェイ・ローチ。(映画ドットコムより)

まず言っときたいこと:
リメイクだったのは知らん。リメイク元も知らん。俺はこの映画自体について評論する。
そして、この映画を見て「笑えない」って言ってたやつはこれを読むな!!
お前らが悪いんじゃない。。。ま、アメリカのこういう笑いが理解できないお前らが悪いわ。
でもお前らのせいではない

全体を通して言えること:
ZachとSteve CarellとPaul Rudd、コメディの俳優としては最高!!!
そして、アメリカ映画ではよく見る
「いろんな誤解が生まれたことによって破局する」
という系統の映画の中ではトップクラスの「誤解」を描写した。
細かいところがめっちゃ笑える。これは英語が理解できないと笑えないところが多かったと思う。
でも、エンディングは最悪!!!

良かったところ:
なんといってもアホのバリーによって生れた「誤解」がとにかくリアルでしんどい。
そして、ティムとティムの彼女の対応もリアル。
他の映画を見てた時に、俺がよく思うのは、
「こんなの、男のほうがちゃんと説明したらええやん」
「いやいや、これは女のほうが話を聞かなさすぎやろ」
「そもそも、こんな誤解が生まれるわけがないやん!」
でもこの映画の中の出来事は全部ありうることで、
そして彼氏の対応も全部理にかなった対応だけど、
毎回ちゃんと説明しようとしたときにまた絶妙なタイミングに、
新たな誤解を招いてしまう。

もう一つはやっぱりバリーとバリーの上司のアホさ加減。
これがね。。。。日本にはない笑いだと思うな。。。
だから日本人には伝わりにくいし、どこで笑ったらいいのか分からない。
根本的に言うと、ツッコミがない。あったとしても、あまり強くない。
そして、「これは、笑っていいのか?」という状況になるから、
面白くても爆笑はできない。
でも俺はアメリカのシュールな笑いをたくさん見てきたから、
これがちょうど俺のツボ。

悪かったところ:
やっぱりエンディングだね。
映画の終盤、
ティムの人生がどんどんどん底に落ちていく。
彼女が「本当のティム」を見てしまい、ティムのことが嫌いになって、出ててった。
(これはもう、普通の喧嘩とかじゃないでしょ?もう本当に嫌いになったってことでしょ?)
そして、ディナーの最後の最後で、良心が出世したいという願望に勝って、上司やクライアントとやり直せないぐらい悪い関係になった。
さ、どうなる。

。。。

え!?!?!?!

こういう終わり方にするの???

ま、ネタバレをすると、
彼女のほうは、たまたま忘れ物を取りに来たときに、たまたまティムがバリーに自分が彼女に対する本当の想いを告げてたのを見てしまい、それであっさり仲直り、と。
仕事のほうは、あっさりやめた、と。

しかも映像ではなく、バリーのナレーションでいろいろな伏線を回収した。
無理やりバッドエンディングをグッドエンディングに変えた。
ナレーションで。後述で。

まとめ:
あとあじは、確かに悪いけど、
見てる時は結構いろんな感情が湧いてきて、楽しかった。





2016年9月4日日曜日

第6回 今日面白かった経済学の授業

「行動経済学」という授業です。

教授の論点:
- 人々の選択・行動はそれぞれの「優先傾向」で決まる。
- しかし、その優先傾向は時と場合によって変わります。
- この優先傾向が変わることによって、人々は「損」する
  例えば、「俺は食べることより痩せることを優先するから、昼飯を抜く」という選択をするけど、
        実際昼飯の時には、「俺は痩せることより食べることを優先するから、昼飯食べる」
  よって、俺は太ってしまい、「損」をしてしまう
- だから、政府は人々の選択肢を削ることによって、人々を幸せにできる

リンゴ一つ・二つの例:
経済学者は多くの人に、二つの質問を聞いた。
一つ目は、「A.1 リンゴ一つを今日もらう」と「A.2 リンゴ二つを明日もらう」、どっちがいい?
二つ目は、「B.1 リンゴ一つを一年後にもらう」と「B.2 リンゴ二つを一年後の翌日にもらう」
どっちがいい?

もし「優先傾向」が変わらないものでしたら、
A.1を選んだ人はB.1を選ばなければならない、
A.2を選んだ人はB.2を選ばなければならない。

多くの人はA.1とB.2を選んだ。

だったらどういうことが起こるかというと、
一年後になったら、元々もう一日待ってからリンゴを二つもらいたかったけど、
結局一つ目の質問に戻ったことになり、その日にリンゴを一つだけもらう。

これは、政府がB.1という選択肢を排除することによって、
人々は元々のプランを実行することができる。

俺の反論:
アホか!
俺はな、確かにな、366日後にリンゴを二つもらえたらいいなぁと思ってるよ。
でもそれは今の時点の話じゃ!
一年後の俺と今の俺は違う人間じゃ!
だから365日経った時に、俺は多分砂漠のど真ん中のいるかもしれへんや。
もう一日経ったら、死んでまうかもしれへんで!
すぐリンゴ食べたいんやん!

昼飯の話は、また違う意味でアホな例ですわ。
「昼飯を抜くわー」つって、結局誘惑に負けたなら、
それは確かに「失敗」です。ダイエットの失敗・

でも人生は長いもんですよ?
この失敗から、俺は弱い自分を見つめることができ、
今度からは誘惑にもっと強くなる!
逆に、もし俺が毎回誘惑に負けるなら、
多分俺はそこまで痩せたいと思ってないし。

要するに、政府が人々の選択肢を制限することがいいことは、
ナンセンスだ!!!!!


2016年9月2日金曜日

第5回 映画評論 風立ちぬ 6点


宮崎駿
6点/10点

あらすじ
こちらを参考にしてください:
http://hayao-ghibli.seesaa.net/article/366784080.html

全体を通して言えること:
いいか悪いかは置いといて、独特なストーリーで、独特な見せ方ではある。
独特な見せ方というのは、要するに、
説明が少ない、そして断片的なシーン
そして、これといったクライマックスがない。

もちろん、言葉遣いや、声優さんたちの控えめな演技なども独特である。

悪かったところ:
その一: 分かりにく過ぎる!
いや、誤解しないでくれ。
たとえばね、北野武の映画とか、ジャン=リュック・ゴダールの映画とかもそうなんだけど、
無駄な説明も、過剰な演技も一切なくて、
俺はすごい好きなんですよ。
こんな俺でさえね、この映画が分かりにくいって言ってるんですよ。
恐らく、このストーリーとこの見せ方はアニメには不向きではないかなと思う。
主人公の表情がまったく読み取れない。
自分の作ってるものが戦争の武器になっている葛藤、
彼女と一緒にいたいけど、本当は山の上に返すほうが彼女のためだという葛藤、
彼女を愛している、でもそれ以上に仕事を愛してるという葛藤、
まったく見えてこない。

その二: 伝えたいことが分からない
この映画のテーマはなに?
愛情?戦争?夢?友情?選択?生きること?ただの感動?
ま、一つに絞らなければならないという約束はないけど、
やっぱりいろいろ盛り沢山すぎると、
観客は見方が分からないと思う。
ていうか、最後のシーンを見て涙流すやつは、
ただ「うわ、愛してる人が病気で死んだ、悲しい!」という感情になっただけでしょう?
アホか!韓国のドラマでも見とけ!

その三: 理にかなってないところが多い
これは宮崎駿の変わらないところなんだけど、
子供っぽいという、幼稚というか、
「ファンタスティックなもんは説明いらんねん」みたいな考え方ですかね。
千と千尋の時もそうなんだけど、なぜそうなる?という説明がまったくない。
これに関しては松本人志が千と千尋について書いた映画評論を参考にしてくれ。
話を戻すが、この映画の理にかなっていないところは、
まずね、なぜこの主人公は何にも動じないのか?なぜ常に冷静なのか?
そして、なぜサバの骨のカーブがちょうど一番いいカーブなのか?
なぜ主人公は会社でエリート扱いなのか?

いや、分かるよ?ちょっとだけヒントになってる細かい描写もあるけど、
あるいは大して説明しなくてもいい部分もあるけど、
でもやっぱりこういうのは丁寧に説明しないと、
リアル感が感じない。

良かったところ:
ちゃんと表現できたかどうかは置いといて、
表現したかったものは極めて深い。

要するに、前にも書いてあったけど、
戦争は嫌いだけど、戦争があることによって自分の夢がかなえられる葛藤、
そして、
本気で愛してる人はいるけど、そんな人よりも自分の夢を追いかけるほうが大事だという、
悲しみ?
そして、自分の国が敗戦し、自分が作った飛行機は一機も戻ってこなかった。
かといって、後悔はまったくない。

いや、深いよ!でも監督の仕事はそれを観客に分からせることだろう!


2016年8月26日金曜日

失憶158 (四)

四,

  有一些是驚慌的臉孔,有一些是憤怒的臉孔,更多的是疲倦而又無奈的臉孔。

  我看着這些臉孔,尖叫着跑出了早餐店。

  當我再次醒來的時候,天空在飄着小雨,而我只覺得我的周圍。。。
好臭。

  我坐起身來,環顧四周之後,發現我大概是在一條小巷內,旁邊是一個綠色的大垃圾箱。兩三只黑貓在爬來爬去,但完全沒有看我一眼。

  我擡起頭,一邊伸出舌頭去用雨水來解渴,一邊開始分析現在的狀況:

  第一,我的大腦和剛才的西裝男對調了。

  第二,我失憶了。我不記得任何關於以前的我的東西。

  第三,我的語言能力可能出了一些問題。我不懂周圍的人的語言,也不知道自己正在用什麼語言和自己說話。

  我現在應該幹些什麼?應該去哪裏?應該爲了什麼而繼續活下去?

  過了很久,我才終於走出了那條小巷。

  昏昏蕩蕩地,我拖着這幅不屬於我的身軀走過了很多個街口。每當我看見十字路口是紅燈,我便右轉。每當我又轉一次,我便在下一個路口左轉。我不知道我爲什麼這麼做,只覺得起碼這比一路直行有趣。

  走着走着,在一聲嚇人的雷聲降下後,雨突然地大了起來。

  我本能地走到身旁的一間餐館門前,在屋檐下避雨。但就在我無意識地轉身瞄了一眼店內的裝飾時,我的左右手臂上忽然起了一層雞皮。

  這間無疑便是我早上吃早餐的那間餐館!

  先不說裝修和桌椅的擺設是一模一樣,今早畫畫給我看的中年女子正站在櫃檯後,並在發現我之後對我點頭笑了一笑。

  這到底是怎麼一回事!

  早上我從這間店尖叫着跑出去之後的事情,我一點都不記得。而從我醒來的地方到這裏,我是完全按着自己給自己設定的無聊規則去走的。怎麼可能這麼湊巧?

  如果說,正如我當初假想的,我是被人放進了一個電腦世界裏面。的確,“他們”有可能在我走過來躲雨之後,再把我身後的這家餐館設定爲我在早上來過的這一家。在電腦程序裏面,沒有什麼是不可能的。

  但是,早上的西裝男已經明明確確地告訴我,我只是被調換了大腦,所以我應該是處在一個真實的世界裏面。。。

  難道,西裝男說的都是謊話?

  難道,他說的話,只是想讓我對現狀有一個解釋?而事實是,我的確實在一個電腦程序內?

  絕對是這樣!早上他對我說了那番話後,竟然突然間消失了!在真實世界裏,一個人怎麼可能憑空從我面前消失!

  若是這樣,西裝男的真正。。。

  “哐啷”

  店內的中年女子打開了店門。

  她溫柔地笑着看我,然後緩慢地做了一個,請進的手勢。

  自從早上她把食物畫出來給我看的時候,我已經對這個中年女子十分有好感。她是在這邊這個世界裏唯一對我微笑的。

  我剛擡起右腳想走進去時,突然記起我早上還沒有付賬。然後我把手伸進我的褲袋裏,但理所當然地,裏面沒有任何東西。

  我尷尬地望向她,大動作地拍了拍我的褲帶,示意我沒有錢。但潛意識裏,我彷彿已經知道她仍然會讓我進去,甚至給我一大杯熱飲。

  果然,她笑着搖一搖頭,又再次做了請進的手勢。

  店裏面沒有什麼客人,只有一個學生模樣的坐在角落,和一個鬍鬚男靠着窗坐着看手機。

  我挑了另一個角落,坐下,然後等中年女子拿筆和紙過來。

  當她從櫃檯折返過來時,我第一次認真地觀察了她。她的身高算是嬌小,一頭不到肩的黑色短髮,法令紋和額頭上的皺紋暴露了她的滄桑。應該已經四十出頭了吧。腰和腿都十分的纖細,胸部大概是A罩杯。。。不可以,我怎麼可以用這種眼光去看一個對我這麼友善的好人!

  正如早上一樣,她有試探性地用他們的亂碼語問了我一句話,但見到我的困惑後,她便拿出了四張照片。第一張我很肯定是牛奶,但第二三四張看起來都像是咖啡。應該是幾種不同的咖啡?或者是奶茶和熱朱古力?

  我隨便地指了一指第四張,對她努力地擠出一點笑容,然後點了點頭。

  後來我回想,如果我這時點的是牛奶,而不是那杯咖啡因極重的濃縮咖啡,或者,事情的結局,會有所不同。

  就這樣,我默默地喝着這杯不停被那位中年女子倒滿的咖啡,直到天黑了下來。


第4回 AI、自動運転について

最近は本当にこういうニュースが多いね。

もう、こんな時代になってしまったのか。。。

でもね、俺は一応「若い世代」の内に入るけど、
こういうAIみたいなものい対してはね、
決して肯定的ではないんですよ。

AlphaGo:
これありましたね。覚えてます?

グーグルが開発した、囲碁のAI、名付けてAlphaGo。 (かっこええ名前やな)

これが世界トップレベルの韓国棋士と五局対局したところ、
なんと、
4対1でAlphaGoが勝ちました。

でも俺が言いたいのはね、
こういう、分析したり予測したりするのは機械が人間よりできていて
当たり前だボケ!!

でも俺が怖いと思ったのは、
4局目のAlphaGoの負けですね。

要するに、AIはまだまだ完ぺきではないということで、
しかも恐らくいつまで立っても本当に「完璧」になるというのは
不可能かもしれませんね。

だって、人間ができることはなにかというと、
わざと間違った予想をさせるような行動をとって、
最後にドンテン返しでAIがまったく予想つかなかった行動をとれば、
AIに勝てるわけでね。

もしAIを金融機関に投入したら、
悪い人たちはそういう隙間を狙ってね、
市場をめちゃくちゃに荒らしてしまうよ?

怖いよぉ~

自動運転:
これはね、はっきりと言って、
もし100%事故が起こらないんだったら、
俺は賛成ですね。
じゃないと、頑固反対ですわ。

え?自動運転じゃなくても事故は起きてるって?

そんなことも分からんのかアホ!

競馬とポーカーの違いと一緒や!
株式投資と企業買収の違いと一緒や!

え?分かりにくい?

要するに、失敗したときに、
「運」と「自分の実力」が占める割合のことや。

競馬はほぼ運やん?でもポーカーは結構運が悪くても実力で勝つことができるやん?
株はほぼ運やん?でも企業を買収して業績を改善したら自分でその企業の株価を上げることができるやん?実力やん?

自動運転と手動運転の違いもここだよ。

自動運転で事故った時、自分は100%悪ないやん?運やん?
でも手動運転は結構自分のせいになるやん?

じゃ、自動車会社は全部の事故に責任を持つの?
保険会社は全部出してくれるの?

言っとくけど、絶対そういうふうにはならないからね!
なんか汚いこといって、結局あんまり払ってくれない。

だって一々責任取ったら、会社潰れるわ!

結局:
要するに、
100%ミスがなかったら、
俺は賛成するけど、
そうじゃなかったら、
俺は嫌だね

2016年8月17日水曜日

第3回 日本のお笑い、アメリカのお笑い、中国のお笑い

俺はねぇ、大のお笑い好きなんですよ。

でも普通お笑いが好きって言う日本人は、日本のお笑いが好きっていうことでしょ?

俺は中国育ちだし、大学はアメリカだから、世界中のお笑いを見るんですよ。
番組とかDVDとか。

それでね、俺なりの、説とかお笑い論とかがあるんですよ。

お笑いの二大流派:
まずはイギリス発祥で、アメリカや香港などの地域に影響している「欧米派」の笑い。

それに対して、日本発祥で、台湾や韓国にほぼパクられている「日本流」の笑い。

え、なんで「派」じゃなくて「流」を使うって?
ただの響きに決まっとるかな!

ま、欧米派と日本流のお笑いの一番根本的な違いは何かというと、
欧米派は基本的に「パンチライン(Punchline)」で笑いを起こすが、
日本流は基本的に「ツッコミ」で笑いを起こす。

なぜ基本的っていうのかというと、どの地域にも異端児がいるからだ。

もちろん、この二つのお笑い流派にはそれぞれ長所と短所がある。

日本流から行こうか。
日本流の長所は、ツッコミがボケの面白いところを分かりやすく説明してくれるから、
ボケはちょっとわかりにくくても、遠いところからジョークを言っても、
面白ければちゃんと笑いにつながる。
でも日本流の短所は、ボケが小ボケをかましたり、いわゆるベタなボケを言ったときに、
見てる側はもうその時点で笑いたいけど、ていうか笑ってしまうけど、
自然とツッコミをちょっと待ってしまうところがあるから、
ツッコミが少しでも遅れたら、笑いが逃げてしまう。

Oh Bay Haはどうだろう。(欧米か!)
欧米派の長所は、見てる側もやってる側もちゃんと「笑うのはパンチラインの後」と
認識できてるから、テンポがいい。
でも欧米派の短所は、ツッコミがいないから、
あまりにも難しいボケだったり、あまりにも流れと関係ないことだったり、
あるいはあまりにもマイナーな知識から来ているボケだったりすると、
何か面白いのか分からない。

「ボケ」と「パンチライン」の違い:
パンチラインは、ただの「あまり説明が要らないボケ」ではないんです。

なぜかと言うと、「ボケ」というのは、文字通り、
「頭が悪い人」です。「非常識人」です。
日本でボケをやる人は、
本当頭が悪いか、(これは少数ですね)
あるいは頭が悪い人という「役」を演じてるんです。
だって、ボケを言ってる松本人志とか、さまぁーずの大竹とかをみて、
この人たちは本気でそう思ってそんなことを言ってると、思わないでしょ?

逆にパンチラインを言う人はね、
もちろん「頭が悪い人が言った愚かな一言」というパターンはあるけど、
「面白い人が言った皮肉な一言」というパターンもできるんです。
これを日本語でやってしまうと、ま、
「ダジャレ」やら「アメリカンジョーク」やらで見下されるんですぅ。

まとめると、ボケは、基本的にバカの言うこと。
パンチラインは、バカが言いてもいいし、賢い人が言ってもいい。

かな?分かる?

分かりにくい?

世界共通のお笑い論:
もちろん、どんなお笑いでも、どこのお笑いでも、共通してるのは、
笑いは裏切りによって起きること
です。

こういうシチュエーションでこういう人がいたら、
「普通は」lこう言う、あるいはこうする。
でもこの人は私が思ってたのと違うことを言った、
だから、それがおもしろくて笑った。

もっと進化すると、
「普通は」こういうシチュエーションではこういう風に期待を裏切るが、
この人が新しい裏切り方をした。
だから、面白い。わろた。

ま、ギャグとか顔芸とかも実はそうなんですよ。
やっぱり面白いギャグとか面白い表情っていうのは、
「普通はこういう風に体を曲げない」とか、
「普通はこういう風にこのフレーズを使わない」とか、
「普通はこんな顔なんか作らないし、できない」とかですよ。

世界各地の異端児:
どこに行っても、やっぱりテレビの主流は「ベタ」なんですよ。

アメリカの代表的なベタなお笑い番組は、
「SNL (Saturrday Night Live)」とかのコント番組と、
「How I Met Your Mother」とか「Two And A Half Men」とかのコメディ・ドラマですかね。

日本の代表的なベタなお笑い番組は、
「リチャードホール」、「はねるのトびら」、「ピカルの定理」などのコント番組と、
ゴールデンタイムのクイズ番組、面白ビデオをみてコメントをするバラエティ番組ですかね。

あまりにも昔の番組はここでぎろんしないけど。
なぜかていうと、その時代でそれをオンエアで見てなかったから、
今にしたらベタで面白くないかもしれないけど、
当時にしては多分新鋭的な笑いかもしれなかったし。
(ひょうきん族とか、8時だよとか)

異端児を紹介しようか?

ま、ベタの反対は、どうしても「シュール」になってしまうんです。

シュールの定義は難しいけど、
シュールの側面としては、
「どこで笑ったらいいか分からない」、「流れが全く見えない」、「ロジックがめちゃくちゃ」
というのが挙げられます。

英語では、「シュール」の語源、「Surreal」で言う場合もありますが、
もっと一般的には「Absurd」、「Dry」という言葉を使います。

日本のシュールな異端児と言ったら、
なんと言っても、
松本人志でしょう!
この人は、売れるべきではなかったんですよ。
自分の著書でも書いてありますが、
浜田がいなかったら、松本はもっとマニアック的な存在になってたはず。
軽めのやつから言うと、「ごっつええ感じ」、「ガキの使い」;
重めのやつは「VISUALALBUM」とか、「一人ごっつ」とか、
あと最近で言うと「MHK」。

もはや、「これはお笑いか?」と思ってしまうほどなものですよね。

ほかにも、板尾創路とか、ラーメンズとか、ジャルジャルとかがいるけど。

アメリカにももちろん異端児がいます。
私が大好きな「Tim and Eric」というコンビです。
Youtubeでもいろんなコントの映像がありますんで、
見てみてください。

この二人のお笑いの特徴としては、
コントをやるんだけど、二人とも本名で出るんですよ。
そして、「僕たちは今演技をしています」という雰囲気を一切出さないんですよ。

例えば、生中継の報道番組とか、お料理番組とか、映画評論の番組とか、
いかにも本当にそういう番組の司会をやっているかのように演じ切るんですよ。

ダウンタウンでも、コントが本当に面白くなったらそのまま笑ってしまうんでしょう?
それが一切ないんです。
我慢しているところさえ見せないんです。

でも、こういう風にいたってまじめに司会をやるんだけど、
言ってる内容がもう、むちゃくちゃなんですよ。

例えば、偽の料理番組をやるというコントで結構印象的だったのは、
Timがサラダを作ってて、そのためにイタリアン・ソースを作ってたけど、
いろいろやって、イタリアン・ソースがほぼ完成した後に、
「ここで、隠し味として、この、XXX社のマスタードを、ほんのちょっとだけ使います。」
(と言いながらめちゃくちゃ入れるんですよ)
「はい、これで完成です。いやー、このマスタードは本当にこのソースに魂を吹き込んだけど、多分食べてる側はマスタードが入ってるなんて気づきもしないじゃないかな」
そこにEricがやってきて、試食するわけですよ。
そこでも真顔でひとくだりがあるけど、
二人はそこまで仲良くないんだなっていうのが伝わるんです。
そしてEricは試食して、こうコメントするんです。
「うん。うん、この野菜は結構新鮮でうまいよ。このソースはねぇ、独特な味がするなぁ。
なんか、イタリアンソースとマスタードを混ぜたみたいな味だな」と
真顔で言うんです。
Timはそれを聞いて、別になんのリアクションもしないんですよ。
ただただ3秒ぐらいの沈黙が続けるんですよ。
そして最後に、番組のスポンサーのロゴが出てくるけど、
思いっきりそのマスタードのXXX社なんですよ。

爆笑できないでしょう?
でもにやけてしまうんですよ。
ま、活字にするよりも、実際映像のほうが全然面白いけどね。
間とか表情とかが大事だからね。

あ、あと、みんな知ってると思うけど、
「シュール」を最初に成立させたのはイギリスの「モンティ・パイソン(Monty Python)」
というグループだよ。

え?知らんかった?
帰れ!

2016年8月16日火曜日

第2回 中の上の憂鬱

これは本当にみなさんに訴えたいんですよ。

いや、決して自慢ではないんです。これだけは、誤解しないでください。

成績:
ま、一番わかりやすいのは、学校の成績でしょう。

僕はですね。。。ずーっと、学年30位ぐらいなんですよぉ。

僕より上の人、ま、アメリカで言うA-かAの人かな、こういう人は大概親と先生に褒められる。
むちゃくちゃ厳しい親ももちろんいるけど、ま、Aぐらい取れたら怒られる筋合いはないだろう。

僕より下の人は、まず僕のポジションを虎視眈々と狙ってるわけですよ。
そして、伸びしろはまだまだあるし、努力すれば成績は全然伸ばせるわけですよ。
でも中の上から上の下に行くのは、なかなか難しいからね!
だって、本当に勉強できる奴には勝てないもん。
中の上から中の下までは、みんな元々勉強できない奴で、努力の差で順位が決まってるだけ。

なに?わかりにくい?

外見:
外見=顔+スタイル+髪型+ファッション
ま、スタイルは身長とか、足の長さとか、筋肉とか、もろもろ。

いや、まー、写真は第1回の記事で載せたから参考にしてくれ、
7?7点ぐらいは、正直あるっしょ!

うるさいボケ!あるっちゅうねん。

そして、髪型とファッションには実はすごく時間をかけてる。
ぶっちゃけ、9点ぐらい行ってもおかしくない。

だから、俺が9点つったら9点だよ、バーカ。

スタイル、確かによくない。5点かな。

全部を計算に入れたら、ま、6,7点ぐらいですわ。
まさに、中の上ですわ。

これがね、めっちゃくちゃ憂鬱なんですよ!!

8点以上の男はね、どんな女にいってもいけるんですよ。

6点以下の男はね、ちゃんと自分に見合った女にいけるんですよ。

でも中の上の男はね、変に目が高いというか、二枚目を演じてしまうというか、
うまくいかないんですよぉ。

わかる?

学歴:
高校も大学もそうなんですけど、いいように言ったら、「知る人ぞ知る」というとこ。

そもそも、「知る人ぞ知る」ってなんやねん!

知ってる人は知ってるよ!(いや、ちゃんと本来の意味わかってるよ?前の「知る」と後ろの「知る」は違うことを示してるでしょ?でもわかりにくいやん)

話を戻すけど、大学は普通に言えるから言うけど、
ロチェスター大学なんて、10人に聞いても多分知ってる人は、どうだろう、
2,3人ぐらいかな?もっと少ない?

でもさ、何千校もある米国大学の中では一応上位30位ぐらいの大学だから、
中の上の大学なわけよ。

だから初対面の人にはね、「大学どこ」って聞かれて、
「ニューヨークの田舎のほうにある普通の大学です」よりは、
「ロチェスター大学という大学ですが。。。聞いたことあります?」のほうが
言いたくなるやん!!!!

しかも知ってる人にこれを言ったらね、
「おおお、すごいね!」って言ってくれるわけですよ!

でも、結局大半の人はピンとこないんですよね。。。。

これがハーバードとか東大だったら、もちろん胸をはって言えますよね?
そして、本当に無名な大学だったら、もう最初からあきらめますよね?
でもそこそこ名が知られている大学だから、こうなってしまうんですよ。。。

要するに:
「中の上」の人は、「上」の人のまねをついついやってしまうんですよ。
あきらめきれないというか。
でも結局「上」じゃないから、うまく行かずに、憂鬱になってしまうんです。

あー、もどかしい。


第1回 自己紹介・アンド・プロフィール

苗字: 
名前: 教えるか!
生年月日: 1995年1月15日
身長: コンプレックスだから、教えない
体重: ダイエット中だから、教えない

生まれ: 千葉
小中学校: 広州・中国
高校: 東京 (帰国子女が多いとこ)
大学: ロチェスター大学 (調べてみぃ?まさに中の上やで)
言語: 第一言語 --- 日本語と広東語
第二言語 --- 英語
第三言語 --- 北京語
ま、全部ぺらぺらだけどね。どうしたって、イケメン天才少年だから。わははは。
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好きなスポーツ: サッカー(小学校ずっとやってた)、バスケ(中学校はストリート、高校は部活)
好きな音楽: ヒップホップ、R&B、演歌(いや、三段落ちではなく、本当に本当に)
好きな食べ物: 肉全般
好きな飲み物: カルーア・ミルク

嫌いなスポーツ: 野球(何が楽しいねん!場所によって球場の大きさが変わったりするし)
嫌いな音楽: 下手なヒップホップ、K-POP
嫌いな食べ物: 野菜全般
嫌いな飲み物: 甘ーいジュース
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好きな芸能人: ビート・たけし、松本人志 (一人に絞るなら、後者)
好きな歌手: 玉置浩二 (俺の世代ではめずらしいかも)
好きな芸人: ダウンタウン、紳助、山崎方正 (いやいや、これも本当に本当に)
好きな役者: 山田孝之

嫌いな芸能人: みのもんた、そこら辺
嫌いな歌手: ジャニーズ、そこら辺
嫌いな芸人: パンサー、そこら辺
嫌いな役者: 濱田岳 (なんか、闇が大きい)
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趣味: 映画鑑賞お笑い鑑賞、音楽制作(FL Studioでビートを作ったり)
特技: 嘘をつくのと、サルを一匹まるごと呑み込むこと
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こんなもんかな。

このブログは誰に向けて何を発信したいのかというと、
ま、やっぱり俺と似たような経験をしてる人とか、俺と考え方が近い人に見てほしいかな。

要するに、帰国子女だったり、アメリカに留学している(していた)人だったり、バイリンガル・トライリンガルだったり。。。

あと、松本人志とビートたけしの大大大大大ファンなので、
同じくこの二人のファンの人は多分俺の記事を読んでて楽しいと思う。

主になにについて書くのかというと、
怒りを感じた瞬間とか、
映画の感想・評論とか、
俺なりのお笑い論とか、
中国にいた時のエピソードとか、
アメリカで気づいたこととか、
あとは俺という、イケメン天才少年についてもいろいろ書いてみるかな?

何様やねん!

って、二重人格か!

いや、お前が出てきたことによって三重人格になってもうたわ!



はい、こういう人です。